コロナ禍で広がる多様な働き方

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、働き方の多様性が急速に広がっています。数年前まではほとんど耳にすることのなかった「テレワーク」はすっかり常用ワードになり、オフィス勤務とテレワーク・リモートワークを使い分ける「ハイブリッドワーク」や、仕事とバケーションを同時に実現する「ワーケーション」といった新語も続々生まれています。

一方、そんな中で、既に成熟済みと思われていたIT環境のほころびも目立ちはじめています。なかでも多くの在宅ワーカーたちが直面しているのが自宅ネットワーク環境の危うさ。データ送信中に回線がダウンしてしまったり、オンラインミーティング中に動画がフリーズしたり。

慌ててマニュアルを探したり、業者の対応を待ったりしているうちに半日つぶしてしまった…なんていう話もちらりほらり。“身内”が集まる社内会議であれば何とかやり過ごせても、客先との商談中に回線停止すれば、せっかくの商機まで“フリーズ”してしまうことにもなりかねません。

自宅の回線トラブルがはらむリスクは、業務効率の低下や商機の損失だけではありません。家庭内のIoT化が急速に進む今日、自宅のネットワークにコネクトするのは、パソコンやスマホのほかにも、テレビやオーディオ、ゲーム機器などさまざまあり、知らず知らずのうちに過剰な負担がかかっていることも考えられます。

平常モードでは何ら問題がなくても、在宅勤務やオンライン講義などが重なれば当然回線速度は遅くなり、結果として“家族間トラブル”につながってしまう恐れもあるのです。

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